ネフローゼ症候群とむくみ
ネフローゼ症候群になると、まずむくみが生じます。尿に多量のたんぱくが排泄されると、血液中のたんぱくが少量となります。血液中のたんぱく濃度が低下すると、浸透圧の作用により、水分や塩分などが血管の外に移動してしまうため、むくむのです。
むくみは、足の向う脛(すね)を押したときに凹んだままかどうかで判断できます。むくみの程度によりますが、足のむくみを解消しただけで、体重は、2~3キロ軽くなるとの事です(とわたしは医者にいわれました)。
ネフローゼ症候群だけが、むくみを生じさせる原因ではありません。むくみは心臓が悪くても、塩分の取りすぎでも、運動不足でも生じます。むくんでいること自体がひとつの病気のサインですので、早期に検査を受けてください。
むくみを取るのに利尿薬がつかわれますが、これはむくみをとるだけであって、ネフローゼ症候群の根本的治療にはならないのです。
ネフローゼ症候群の食事療法として、以前は高たんぱくの食事が推奨されていましたが、現在はこれはかえって腎機能を悪化させると考えられています。食事療法は多くの場合、むくみの解消のため、塩分・水分の制限となります。